MAIN -甘-

□花言葉A
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「ここ最近攘夷浪士がうろちょろしててな。
 中々簡単に仕事が終わらねぇーんだ。
 だからこんな事伝えんのはもっと仕事が
 落ち着いてからにしよって思ってたけど、
 まぁ、俺の言いたいこと分かるか?」

『え・・・?』

するとトシはわたしの手を引っ張って
部屋の奥へ一緒に行った。
そこに何が待ち構えているかは知らないけど
トシが何かを言いたい事は知っていた。

すると目の前には黄色く綺麗な菜の花。
大きな菜の花の花束をトシが抱えていた。

「ほんとにこんなタイミングで悪いな。
 また落ち着いた時に詳しい事決めようと
 思ってんだけどよぉ・・・。」

『うん。』

「俺と・・・結婚しねぇーか?」

そのトシの一言がわたしの心に優しさを
与えてくれた。その一言でわたしは
胸が高鳴った。
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