MAIN -甘-

□花言葉A
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彼はいつもわたしに話しかけてくれる。
だからわたしも自然に話しかけた。
そんなやりとりのおかげで今の2人はいる。

『トシー早く起きないと会議遅れるよ?』
「んっ・・・あー・・・おはよ。」

真選組副長の土方十四郎。
鬼の副長、そしてわたしの彼氏。

『ご飯作ったからちゃんと食べてね?』
「分かってる。」

トシは少し微笑んで布団を片付けている。
こんな風景を見ると自分がトシの母親という
感情が溢れてきてしまう。
そんな自分も心の中では笑っていて。

『ねぇ、トシ?今日何時に仕事終わるの?』
「んー・・・近藤さん次第だな。
 早く俺だって帰ってきてぇーけど・・・
 そうもいかねぇーかな・・・。」

トシは寂しそうな顔でそう言った。
わたしも『そっか。』と寂しく言った。
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