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□仕事の最中
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ある日の執務室……

「帰ってこないねぇ、主上。何処に行ったんだろう。」
楸瑛は溜息まじりに言った。
「まったくだ……今日中に片付けなくてはならない仕事が山ほどあるというのに……!!」
絳攸は書簡を乱暴に机案に叩きつけた。
「絳攸……疲れているね。」
「あんな坊っちゃんが上司じゃ疲れて当たり前だ!」
そんな絳攸を見て、楸瑛はもうひとつ溜息をついた。
同時に、意地の悪い笑みをこぼす。
「私が良い事をしてあげようか?」




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