story

□消えない疵
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本当はいつも思ってた。

だけども、君が気にすると思っていたから黙ってたんだ。





消えない疵





本当は密かに見ている、君の日記。足跡が残ってしまうからバレてるかもしれないけど、僕的にはこっそり見ているつもり。

見ていていつも思ってた。

僕と君。何か大きな出来事があったときに書かれる君の日記…。まるで僕、ワルモノ扱いだね…。僕のことさらしあげて、そんなに楽しいの?

僕にだって、悪いところはもちろんあったよ。でも…だからって、あんな仕打ちは酷すぎる……。

君には友達がたくさんいるから、味方になってくれる人もたくさんいる……。だけどもね、僕は友達なんて数えるくらいしかいないから、味方になってくれる人も少ないんだよ……君と違ってね……。

僕をワルモノにしたいならすればイイ。だけど、これだけは言うよ。何かあってからじゃ遅いってこと。僕は君と違うから、単純なことでも傷ついてしまうよ……。

そんな脆い僕を君がさらしあげるから、僕は今も傷ついている……。ネットの傷は癒えないってこと、考えてよ……。

[END]


ネットって誰が見てるか分からないから怖いよね…。ネットのイジメとか、ブログ炎上とか…。顔が見えないからやりたい放題するって、人間としてどうなのかな…?


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