〜Venusの笑顔〜
□34,海水浴
1ページ/5ページ
「ムーリーィィ!!やっぱ、無理ッー!!」
「何言ってるんですか!!往生際が悪いですよ!?」
「加奈ちゃん、とっても可愛いよ!」
「ありがと、京子。でもね…二人の横に、私は立っちゃいけない!それにね…やっぱりこんなに肌は出しちゃいけないと思う!」
只今、ハルと京子と格闘中。
海に来て水着に着替えたはいいけど、いざとなったら本当に無理。
「加奈ちゃん!何、昔の頑固オヤジみたいなこと言ってるんですか!」
「もー、それで良いから!」
「…仕方ないですね…。特別にパーカーを着ることをオーケーします。」
「本当に!?」
「うん。」
「じゃ、ハル達先にツナさん達の所へ行きますから、加奈ちゃん、早く来てくださいね?」
ハルと京子は更衣室から出て行き私はロッカーの前で安易の溜め息。
バックからパーカーを取り出し、羽織りチャックを閉める。
ハルと京子に選んでもらった淡いピンクのビキニが隠れる。
唯一、水着のスカートが見える。
可愛いんだよ?
でも、私には抵抗が。
「……よしっ!」
意を決して更衣室をでた。
、