〜Venusの笑顔〜

□34,海水浴
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「ムーリーィィ!!やっぱ、無理ッー!!」


「何言ってるんですか!!往生際が悪いですよ!?」

「加奈ちゃん、とっても可愛いよ!」


「ありがと、京子。でもね…二人の横に、私は立っちゃいけない!それにね…やっぱりこんなに肌は出しちゃいけないと思う!」




只今、ハルと京子と格闘中。



海に来て水着に着替えたはいいけど、いざとなったら本当に無理。



「加奈ちゃん!何、昔の頑固オヤジみたいなこと言ってるんですか!」

「もー、それで良いから!」


「…仕方ないですね…。特別にパーカーを着ることをオーケーします。」


「本当に!?」


「うん。」

「じゃ、ハル達先にツナさん達の所へ行きますから、加奈ちゃん、早く来てくださいね?」






ハルと京子は更衣室から出て行き私はロッカーの前で安易の溜め息。




バックからパーカーを取り出し、羽織りチャックを閉める。



ハルと京子に選んでもらった淡いピンクのビキニが隠れる。


唯一、水着のスカートが見える。



可愛いんだよ?

でも、私には抵抗が。






「……よしっ!」




意を決して更衣室をでた。







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