〜Venusの笑顔〜

□32,ツナ暗殺計画
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「あっつー・・・」





私が隼人君への気持ちに気づいてから1カ月ほどたった。




もう7月で私の苦手な季節。


夏は嫌いじゃないけど暑いから苦手






今日はツナの家にアイスを差し入れ。


早く持ってかないとアイスが溶けるから急いだ。







「・・・・・・?」



ツナの家の近くの電信柱・・・



何か気配が・・・


でも、何も居ないし・・・







「気のせいかな?」



なんか違和感ありまくりだけど・・・








「おっ!加奈〜!!」

「あ!山本君」







向こうから手を振ってきたのは山本君だった。



「山本君もツナの家に用事?」

「ああ!ツナの班の偵察!」
                    「あー、小学校の時の夢ってやつかぁ」

「加奈はどうしたんだ?」

「私はツナにアイスの差し入れ!」

「おっ!いいのな〜!」

「山本君も食べて!いっぱいあるからさ!」

「サンキューッ!」



山本君は爽やかだな〜
夏の暑さを忘れそうな感じ!



私たちはインターホンを押してツナの家にお邪魔した




「よぉ!宿題進んでっか?」

「ツナ〜アイスの差し入れだよ〜」

「山本!加奈!」





そんな驚いた顔しないでよ・・・




山本君がツナと話していると


「こんなヒマあったら外の敵倒してこい!野球バカが!」

「えっ?」

「何だ獄寺!来てたのか」

「え・・・隼人君???」

「ちっ違うよ!獄寺君のいとこだよ。ちっさいでしょっ」






ツナがひそひそと耳打ちしてきた。


なるほど・・・いとこねー。



にしても・・・





「可愛いなーっ!!!」


「んなぁっ!!!?///」
「加奈ーっ!!!?」






あまりの可愛さに私はいとこの子を抱き上げた。




もう腕にすっぽり収まる!
ジャストサイズ!!!


「かわいい〜〜〜っ!!」

「離せ加奈!!!果たすぞーーーっ!!!///」


「加奈やめてあげてーっ!!!」

「うーん・・・ごめんね?痛かったかな?」





残念だけど下におろした。



「なっ、ななななっ!!!!/////」


「(ご、獄寺くん・・・・)」




「ハハハ!いとこかー。よく見りゃそーだな!なんか獄寺な気がしたんだよなー」


今度は山本くんがいとこの子を高い高い?



「くそっ!!なぜ届かねえ!!?」

「ハハハ!すずしーぞ!」


いとこの子は山本君から逃れようとしきりに手をブンブンと振っているが届くわけもなく。




あ〜っ!可愛いなぁ〜〜〜




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