〜Venusの笑顔〜

□29,ちょっとのりこんでくれない?
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私は何故にここにいるのでしょうか?





















休日、書類も片づけてのんびりソファでテレビ見て紅茶飲んで過ごしてたはずなのに。













なんで私はトマゾのアジトの前にいるのでしょう.....?















その答えは単純明快。









ツナ、隼人君、山本君、ハル、ランボ君、イ―ピンちゃん、リボーンがマンションまでやってきた。






そして私はリボーンに武器を向けて脅され強制連行.....









隼人君とリボーンは打倒トマゾ!


ハルは将来の夫の仕事を見るらしい。


山本君はロンシャン君の家に遊びに行くものだと思ってるし。


ツナは.....強制連行.....

(私と一緒だね....)


















そうして私たちはロンシャン君の家の前にいるわけだけど、とにかくデカイ。






和風なお屋敷でデカイ。










「よし、まず偵察だな。こーゆーのは下っぱの鉄砲玉の仕事だぞ」








「いってこい」



と言ってリボーンはランボ君をボコォッと蹴りあげる。








「「(ひでーっ)」」











「くぴゃ」







どさっとランボ君が落ちる音がする。




「ぬ?何だこの子供は!?」









偵察の意味なくなったよっ!!!








「ガハハハ!!オレッチはラン ぼぼっ! きゃははは ぷぅ  ぐぴゃっ」






中からヒュッ だとかドッだとかの痛々しい音がするんだけど...









「くすぐられて屁をこいてしまい、めいっぱいどとかれたな」








そんな冷静に解析してる場合かっ!!










ギィィ...






扉が開くと怖い面構えのおじさんに見事につかまり泣いているランボ君とやっぱり怖い人たちの集団。











隼人君がダイナマイトを構えるがリボーンに止められる。と、同時に怖い人たちはバタバタと倒れていく。


(だ、大丈夫ですか...!?)









「あ!!沢田ちゃんだ」









この陽気な声は.....





「っかー!なんだよみなさん、水くさいな!!来るなら来るって言ってよー!」





「ロンシャン」

「よ」

「でたよ....」

「(見るたびうぜー)」









ツナなんかめちゃめちゃ微妙な顔してるし。





「よくきたねよくきたね!超カンゲー!!」





ツナの手を取りブンブン振りまくってるロンシャン君。


(テンション高っ)










「てゆうかあの....倒れてる方々は...?」


「あー、オレの部下だよ。今日も内乱でさ〜」










内乱っ!!!??





ドカン、ドカンとすごい音がしている家。




もう笑いごとじゃないかんね!?






「ま、気にしない方向で!」

「無理だよ!!」

「ハルは気になりません!というか、気にならないよう努力します!」






なんだかよくわからない決心を固めちゃったハル。



「わっわっ!もしかしてこの子沢田ちゃんの彼女――!!?」


「ええ、まあ...」

「なんでしぶしぶウソつくんだ!!」







ほんと、わけわかんない...

(帰りたいです...)






「おっ!?加奈ちゃんもいんじゃーん!!」


「どうも〜」








気付かれたか...





あー、このテンションはどうも、ついていけないよ。











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