〜Venusの笑顔U〜
□48,スキルと終結
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「10代目・・・!伏せてください!!」
今度は隼人君がツナに群がる蛇に向かってダイナマイトを投げる。
「遅くなりました・・!」
「ツナ!ごめんね!!」
「雲雀さん!!獄寺君!!加奈っ!!さ、三人とも・・」
ツナに向かって笑いかけるとツナは安心したように息を吐いた。
「相沢加奈。貴女にやっとお会いできましたね。」
「六道骸・・・。」
骸は私のほうを見て怪しげにほほ笑んだ。
どうしてだろう・・。
見たことが・・ある。
「・・覚えていませんか?・・クフフ。まぁ、それも仕方がありませんね。」
骸はまたツナを見た。
「・・借りはかえしたよ。」
「いでっ!」
「ちょ!!」
「雲雀さん!!?」
雲雀さんは隼人君をポイッと捨ててふらふらとトンファーを拾いにいって、さっと構えた。
「覚悟はいいかい?」
「これはこれは、怖いですねぇ。だが今は僕とボンゴレの邪魔をしないでください。第一、君は立っているのもやっとのはずだ。骨を何本も折りましたからねぇ。」
「雲雀さん、そんなひどい目に・・・!!」
「遺言はそれだけかい?」
「クフフフフフ。面白いことをいう・・。君とは契約しておいてもよかったかな?」
契約?
骸は第四のスキルを発動させた。
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