〜Venusの笑顔U〜

□42,開花
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『それはありがたきお返事。それでは次のドキドキいきましょう。』



京子がの映像がアップになる。


『じっくりこの子からいきましょーか?』




双子の殺人犯の片方は手に硫酸を持っている。
そんなものかけたら・・・。




『やっちゃって』


「駄目・・・っ!!イヤだ・・やめてっ!!!!」




『待って!!ナイフでも何でも刺すから!!!!』



硫酸をかけようとした手が止まった。

『ツナ!』
『10代目!』



『絶対絶対だめだ!!!関係ない京子ちゃんを酷い目にあわせるなんて!!』







やっぱり・・・ツナは優しい。






『すぐ救急車をよんであげる。ナイフ貸しなさい。』

『いいよ。自分で・・・やる・・・』


「ツナ・・・」







ツナはナイフを持った。



『!』

『10代目・・・・』




『ここここ、これくらい〜!!!』


「・・・・・ッ!!!!」








声にならない・・・。


仲間を失ってしまうかもしれない、そんな恐怖で・・・。








『ギギィィッ』








倒れている双子の片方。




聞こえたのは聞きなれた声。



『おめーみたいなのがロリコンの印象悪くすんだよ。』






その声の主は






『ハーイ京子ちゃん助けに来ちゃったよ。
 おじさんカワイコちゃんのためなら、次の日の筋肉痛もいとわないぜ。』




「Dr,シャマル・・・」





なんで、いるの・・・?


『やるな、保健のおっさん!』

『おせーんだよ!変態ヤブ医者が!!!』








良かった。来てくれてよかった・・・。

でも、京子だけじゃなかった。

ハルも次の標的になった。



私は、まだ自分に向けられる殺気を感じながら映像に集中した。





『はっ!!』

バキッ!!

『ギギャ』

『やれやれ。ハルさん!ケガありません?』

『あれは・・・』







映ったのは




『許せないな女性を狙うなんて。』

『ハルさん。ここは俺たちに任せてください。』





10年後の、ランボ君とイ―ピンちゃん・・。







こんなに都合よく・・・


これってやっぱり・・・




リボーンのおかげ。




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