〜Venusの笑顔U〜

□42,開花
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『私の名はバーズ。その名の通り鳥を飼うのも趣味でしてねぇ』


敵のおじさん。


制服来てるよこの人。コスプレ?

どうでもいいけど・・気持ち悪ッ!!






私が思った通り、鳥に映像を撮らせているらしい。



向こうには京子とハルの映像が映っている。



その後ろからは双子の凶悪連続殺人犯。




『見てください。もうあなた達のお友達で遊びたくてしょうがないって様子だ・・・・・ウジュ。』




京子とハルが人質ってことなのか。


『あああ!あぶない〜!!!』

『あの子達に何をする気?』

『んー?何もしやしませんよ。あなた達が私に従ってくれさえすれば・・・・ね。』








「なんて奴・・・ッ!!」


最低だ。

そう思った時、隼人くんの声がした。








『あいつらは関係ねーだろが!!殺し屋を戻さねーとぶっ殺すぞ!!』



隼人くんがバーズの胸倉をつかんだ。

『おっと、私には触れない方がいい。ほら、お友達が・・・・・。』

『!?』






『バラされちゃいますよ』



双子は京子とハルに少しずつ迫っていく。


隼人くんは、ぱっとバーズから離れる。









『ウヒョヒョ。それでははじめましょー。うーん。そ・お・だ・なー。



では、お仲間でボンゴレ10代目をボコ殴りにしてください。』




「はぁ!?」



何こいつ何こいつ何コイツ!!!!







『彼女達を無事、お家に帰したいんでしょう?だったら出血するまで殴ってくださいよ。』

『無茶言うな!』

『そんな一方的なー!!』







バースは人を驚かすのも趣味だといった。

『驚いた時の無防備で無知で無能な人間の顔を見ると興奮して鼻血が出そうになる。』




コイツ・・最低だ。


私は胸がギュッと締め付けられるよな思いになった。





双子がライターに火をつけた。

『さぁ。決定的瞬間ですぞー。』

『このヘンタイヤロー!!』

『何いってやがる!!』






その時、ツナの声が聞こえた。

『わかった! 山本、獄寺君、殴って!!』


「え・・・!?」

『ツナ』

『10代目』






バーズは5秒以内に殴れという。


『いや・・・じゃ・・あの・・・・・・山本・・獄寺君・・・ボボ・・ボコッてもらえる?』






ツナ・・震えてるじゃんか。


隼人君も山本君も・・そんなこと出来るわけないといってる。






その時ツナが吹っ飛んだ。
(え・・えぇ!!?)






ビアンキさんがツナを殴った。

でも、ツナはあんまり痛そうじゃない・・・?


手加減・・してくれたんだ。






バーズは次の要求をしようとする。


「まだ・・あるの・・?」



『お次は・・・このナイフで沢田さんを刺してください』


『な!』

『えーー!!!』

『!』

「そんな・・・」




そんな要求・・・従えるわけがない・・。

皆の驚いた顔をみて鼻血を出す変態。




皆はきっぱり断った。
(当たり前・・)




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