〜Venusの笑顔U〜
□40,コントロール
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今、皆どうしてるんだろう。
怪我とか、してないかな・・?
ーードクンッーー
「ッ!?まただっ・・・。今度は、誰?」
流れる映像。
そこに映るのは山本くん・・・・。
そして、黒曜中の制服を着た男。
黒曜の人はすごい速さで走ったりして、人間ではないみたいな動き。
『いったらっきまーす!!』
『なっ』
声!!
頭の中に流れる映像と声。
私はそれに集中する。
とっさにだした、山本君のバットが敵によって折られた。
『なるほどな。マフィアごっこってのは加減せずに相手をぶっ倒していいんだな。そういうルールな』
山本くんの表情が変わった。
この人は、本当に、すごい・・・・。
生まれながらの殺し屋・・・・。
リボーンが目を付けるわけだ、こりゃ。
ふっと、映像が薄れていく。
「うっそ。ちょっとまだ、消えないで!お願い・・もう少し・・・・・ッ」
薄れた映像は再び濃くなる。
「はぁ・・。コントロールって・・・どうすれば。」
今みたいにすればいいの?
いや、それだけじゃダメだ。
どうすれば・・・・・・。
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