〜Venusの笑顔U〜
□39,一人
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皆は一度家に帰って再びツナの家に集まることになった。
私は行けないけど、皆を送るためにツナの家に向かう。
「あそこにいるのって・・・・」
ツナの家の門柱に隠れている怪しい人は隼人くんだ・・・。
「隼人くん!君、軽く不審者に見えるよー」
「加奈!!?いや、お、俺はこの素晴らしい門柱に見とれてだな・・・!」
「ふ〜ん。ビアンキさんを警戒してるのかと思ったよ」
「んなっ!!?ち、ちげーよ、馬鹿!!」
「酷ッ!!」
隼人くんがあの人にやられた時、本当に心臓が止まるかと思った。
隼人くんは今こうして目の前にいるけど、きっとこれはシャマルが何らかのトライデント・モスキートを使ったからだと思う。
あくまで推測だけど。
「隼人くん。突っ走っちゃだめだからね?」
「はぁ?俺がいつ突っ走ったつーんだよ。」
「いつもじゃん。」
「てんめっ!!」
「死なないでね。・・・お願いだから・・・」
「・・・・死ぬかよ、馬鹿。」
そっぽを向いて言い放つ隼人くん。
私は小さくつぶやいた。
「大丈夫。」
To be continued