〜Venusの笑顔U〜
□43,華麗な強さ
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『ふ・・・仕方がない。最終手段ですよ。まさか、コイツを使うなんて思ってもいませんでしたがね。ウジュ』
『最終手段・・だと!?』
『何をする気なの!?』
目の前には敵。
映像には加奈。
加奈は・・・平然と本を読んでる。
気づいて・・ない・・?
あいつに限って、そんなことあるだなんて、信じたくない。
「ウジュジュジュ。綺麗な顔ですね〜。この顔が跡形もなくぐちゃぐちゃに・・。ウジュジュジュ!!」
「!!おい!!やめろ!!んなこと・・ぜってー許さねー・・ッ!!!」
俺はバーズに掴みかかろうとする。
だが、それは山本によって遮られた。
「獄寺・・。んなことしたら・・加奈が・・ッ」
「ッ!・・・クソッ!!」
映像に映る加奈を見ると胸が張り裂けそうになる。
俺達がこの黒曜に行くとき、一人並盛に残って俺たちを送り出した時の加奈の気持ち・・。
助けてやれないのが、悔しい・・・。
んで、惚れた女一人・・守れねーんだよ・・。
「この子についているのは、あの双子よりも凶悪なんですよ。どんな敵も・・・必ず仕留める。さぁ〜て。どんな顔してくれるでしょうね〜。ウジュジュ。」
「どうしよう!!加奈がッ!!リボーン!加奈には誰か着いてないの!?」
「あぁ。つけてねー。」
「うそーーーッ!!!?」
どうしたら、
どうしたらいいんだよッ!!!
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