～Venusの笑顔Ⅱ～
□41,愛の力
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さっきの戦いからまだ頭痛は来ていない。
公園のベンチに座りながら次の戦いを待つ。
待ってるだけしかできないのがもどかしい。
一緒に戦いたい・・・。
けど、私の力が完全じゃない今・・・
それはできない。
仲間のために役に立つ力。
それを今、開花させなければいけないんだから。
つっても・・・
「コントロールってなんだし!!!?」
どうすればいいわけ!?
リボーンの奴、言い逃げだしさぁ!!!
「とりあえず・・・・精神統一・・・とか?」
我ながら普通な考え・・・。
でも、やってみる価値はある。
とりあえず意識をいっ点に集中。
心の底から、皆の事を考える。
――フワッ・・・・・――
「!!い、今の・・・」
フワッとした明るい光。
温かい光。
でも、それはすぐに消えていった。
何か、足りないんだ・・・・。
「どうすればいいの・・・ッ」
自分の不甲斐なさに泣けてくる。
涙が出てくる。
けど、皆が頑張ってるのに、泣いてなんかいられない。
私は、泣いちゃ駄目だ。
―――ドクンッ・・・・―――
「イッ・・・・来た・・・。」
始まったんだ。
次の戦いが・・・。
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