〜Venusの笑顔U〜
□40,コントロール
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皆が黒曜中のアジト、黒曜センターへと向かった。
私は一人この並盛に残らなければならない。
私の力。
それが何なのか、リボーンから聞いた。
『加奈。お前の力が何なのか分かるか?』
『なんと、なく・・・。』
『お前、急な頭痛とかあるだろ。』
『うん。今日、あった。頭の中に戦ってる姿とか、雲雀さんが・・・・ッ』
『それがお前の力だ。仲間のことを察知できる。』
察知・・・仲間・・・
『今はコントロールできてねーから、仲間の危険しか察知できてねーみてーだが、コントロールできれば居場所とかが全て映像として流れる。』
『・・・・頭痛は?』
『あれも、コントロールできてねぇからだな。』
今まで何もなかったのに・・・
なんで、こんな時に・・・・
『いいか。お前の力はこの時だからこそ開花すんだ。』
『!!うん。』
力。
それがコントロールできれば、ファミリーのための大きな力となれる。
私は一人、公園のベンチに座って考えていた。
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