short1
□傍にいる
2ページ/2ページ
「……ベラミーの事、どう思ってんだよ」
いくぶん怒気を含んだ言い方にも、ドフラミンゴは怯むことなくクロコダイルを挑発的に見つめたまま、
「可愛い可愛い部下だぜ?おれに従順でな」
「ふん……じゃあもうおれは、いらねェんだな」
クロコダイルはくるりと踵をかえすと、扉に向かって歩き始めた。
クロコダイルの手がドアノブにかかった時。
「何いってんだよ」
後ろから声がかかり、クロコダイルは動きを止めた。
「…だって、ベラミーがいるじゃねェか……おれが傍にいなくたって………っ!」
ふわっと後ろから抱き締められ、クロコダイルはびくりと肩を震わす。
「お前のかわりになるヤツなんて、どこ探したっていねェよ」
ドフラミンゴはクロコダイルの耳元で囁く。
「ばか鳥……///」
――後日、ドフラミンゴとベラミー二人で店に行くはずだったが、三人になっていた事は言うまでもないだろう。
End...