short1
□素直になれない
2ページ/3ページ
「?……………っ!!」
その言葉に首を傾げる間も与えず、フランキーはアイスバーグを後ろから抱き締める。
「ンンマー!!!!なにしてんだ、バカンキー!」
「なんだよ、いいだろ〜?たまには、甘えさせろよ」
ぎゅ、と抱き寄せてフランキーはアイスバーグの肩口に顔を埋める。
「寂しいんだぜ……」
「…う」
滅多に聴くことの出来ないフランキーの切ない声に、アイスバーグは少し気を緩めた。
「ンマー……今日だけだぞ…」
「やった!じゃ、いこーぜ、バカバーグ!!」
にっこり笑うフランキーに引っ張られ、アイスバーグはよろめきながら、風呂場に向かうのだった。
―――――結局、フランキーに食べられる事をまだアイスバーグは知らない―。
End...
→その後