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□おれを愛して!
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ルフィは、赤いベストしか身につけていない。
恥ずかしそうに、ルフィはベストの裾で、自身を隠そうとしているが、隠しきれず、初々しいピンク色の自身が少し見えている。
さっき脱いだと思われる、ズボンと下着が隅に、避けられていた。
「……なんちゅう格好してんだ……早く着ろよ…風邪でもひかれちゃ、面倒だ……」
サンジはさっさと、はしごを降りようとする。
「待て!!サンジ!」
ルフィはサンジの腕を引っ張り、見張り台に引きずり込む。
その衝撃で、メリーが微かに揺れた。
「何してんだ!!?」
仰向けになっているサンジの上にルフィが、馬乗りになる。
「サンジ………いつになったら、おれを抱いてくれるんだよォ……」
「ルフィ………」
二人は付き合いはじめて、もう何週間か経つ。
だが、サンジは一向にルフィを抱こうとはしない。
いつも、キス止まりだ。
「おれ、最近…サンジの事、誘惑してるのに………………おれ、そんなに魅力ねェ?女の方がいい?」
ルフィはつぅ、と頬に涙を流した。
「ちげェよ」