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□cooking
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今日もいつものように、サンジはキッチンに立ち夕飯を作っている。

すると、ドタバタと慌ただしい足音がキッチンに近づいてくる。
勢いよく扉を開けたのはルフィ。


「サンジ!いーい匂いがする!!」

「うっせェなァ…夕飯だよ」




サンジの立つ傍にある鍋を見れば、
「カレーか?!」
ルフィは目を輝かせながら尋ね、カウンター席に腰かける。


「あァ、カレー、好きだろ?」

にっと笑って言うと「好きだ!」とルフィも笑顔を浮かべる。



「味見、するか?」

「いいのか?」

「味見してェ、って顔に書いてあんだよ」


くっくっく、と楽しそうに笑ってサンジは小皿に少しカレーをよそいルフィの目の前に出す。


「うほおっ!うんまそー!いただきます!!」


ルフィはスプーンで掬いカレーを口に運ぶ。
と。

「あちっ!」

すぐにスプーンを離して唇を舐める。


「ひゃんじ!あひいじゃねェか!」

「冷ましてくわねェお前が悪いんだろ、バカたれ」


ルフィはサンジがコップに注いだ水を受け取り一気に飲み干す。


「あー、あちかった…」

「ヤケドする程じゃねェだろ?」

「わかんねェ…よし、いただきます!」


再びそのまま食べようとするルフィを制し、サンジはルフィの手ごとスプーンを持つ。


「なんだ…?」

不思議そうにルフィが首を傾げると、サンジは「学習能力の無ェやつ」とだけぼそっと呟き、ふぅ、と息をかけてカレーを冷ます。

「お、あ…ありがと……」


ルフィは少し頬を赤くしてサンジに微笑みかける。


「ったく、ほら、もう熱かねェよ」


サンジがパッと手を離すと、ルフィは少し俯きがちに、
「食わしてくれねェ…?」

「なんでおれが」

「だ、だよな!悪ィ、変なこといって!」

自分でカレーを口に運ぼうとするルフィの手から、スプーンを乱暴に奪うように取れば、

「今日だけだからな!!…ったく…」

ずいっと口の前にスプーンを差し出せば、サンジは少し照れ臭そうに
「ほら、口開けろバカ」
「バカじゃねェ…」

あー、と口を開けた瞬間にスプーンを突っ込む。

「うめェか?」

「あァ!サンジの作った飯はいつでもうめェよ!」

「はは、そうかいそうかい」


サンジはルフィの頭を軽く撫でると、額にキスを落とし離し際に舌で少し舐めた。


「わっ!サンジ!!」

カアッと顔を赤くして、サンジを見上げる。

「…ルフィも、旨いな」

「うるさい!エロサンジ!!」

「はいはい、エロでも何でもいいよ」



End.







***
久しぶりのサンル!!一気に書けた`・ω・´
この裏テーマは『途中までは甘々イチャイチャだけど結局堪えきれなくて手を出しちゃうサンジ』です。
リハビリ兼ねてるので色々酷いですが、大目に見てください!!


お読み頂きましてありがとうございました!

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