零崎楽識の人間模倣

□第一幕.日常生活(日常崩壊)
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記憶を持って転生した俺の日常は少し非日常でもあった。
そんな俺の信条はいつでも笑って楽しい人生を送ることだ。


「またホームランかよ!山本は片手で打てよ−!!」
「ハハ!悪ぃな!!」

体育の授業でも大好きなスポーツ、野球とくれば手を抜けない。
夢はプロ野球選手!なんて言わないが高校で甲子園優勝することが夢だったりする。


「凄いよ、山本!絶好調だね!!」
「野球バカ相手になに負けてんだコノヤロー!」


どうやら俺はREBORN!の山本武の位置にいるらしい。
ツナの周りには小僧(リボーン)や獄寺、他にも色んな奴がツナに関わって来る。
それが面白くては楽しくて俺は原作通りにツナの友達になった。
原作の因果関係なのか利き腕にヒビが入ってしまったが俺は自殺なんて真っ平御免だ。
その上、そう簡単に壊れる身体でもない。

「カハハハ!よぉ武!まだそっち側にいるのかよ。他の家賊がうるせーんだ。
早く家賊になれよ!」
「アハハ、何言ってんだよ人識。殺人は見慣れたけど殺しはしてないぜ?」

まだら色の銀髪で右頬には刺青という人識の登場で解る人には解ってしまうかもしれないが
山本武は戯言シリーズのストーリーにも深く関わっていた。
それでも持ち前のポジティブさで復活と戯言が混ざった世界で俺はそれなりに楽しんでいた。
俺の我が侭で誰も死なせていない。

「カハハハハハ!!確かに傑作だな!あれだけ解体(レンアイ)しといて誰も死んでねぇなんて!!!
活人鬼ってのも頷けるぜ。武はいつ零崎になってもおかしくねぇよ。
家賊になるのが楽しみだぜ」
「アハハハ!!それは最高だけどならないことを祈るのな。戯言だけど。
名前、ありがとな!みんな生きてるから楽しいだろ?」

いつものように話していればカハハと刺青を歪ませて人識は笑った。






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