マリオネットとワルツを

□作品番号Op.6
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アリス学園に入学して1週間とちょっと…

(やっぱり黙って出てったことそーとー怒ってんのかなー。じーちゃん大人気ないもんなー。結構根深いし)

ベルバラDVD壊したときは1週間口きいてもらえんかったし…。

「じいーちゃん手紙〜〜」

「「ええいうっとーしい」」

教室で転がる蜜柑を蛍と心読み君が蹴っ飛ばした。

「要するにホームシックなんだね」

というわけで、占いのアリスを持つクラスメイトにじーちゃんの様子を占ってもらうことにした蜜柑は…

「ダンスは魂の躍動……占う者にとって相手の魂に触れる……これ不可欠」

ズンドコズンドコズン
という不可思議なBGMで踊っていた。

「蜜柑たら音無さんに占ってもらうなんてチャレンジャー…よっぽど煮詰まってんのね」

「あいつの占い確かに当たるけどあの踊りはごめんだよな…」

とギャラリーが言うほど変な踊りを。そうして踊ること10分後。

「せ…先生っ!何かわかりましたでしょうかっ」

「おつかれ〜蜜柑ちゃん(笑)」

(あれを十分踊ることは絶対にしたくないな〜というか、しない)

ポンポン、と頭を叩かれながら、蜜柑は占い先生の結果を待っていた。

「みえる…みえるわ…。佐倉さん…あなたのおじいさんは…今この学園に来てるみたいよ」

「うっそぉ、何それ!?」

「本当よ。どうやらこれは正門の前ね…門前で『孫に会わせろ』としつこくくいさがっては追い返されるエンドレスバトルがみえる…」

(え…)(やっぱり…)

これが今回の一連の騒動の発端であったとさ。



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