マリオネットとワルツを

□作品番号Op.5
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「えっ何!?ウチもしかして『特力系』なん!?うそっっ。み…みそっかすー?!」

「いや、誰もみそっかすとは言ってないよ?君が勝手に言ってるだけで…」

蜜柑がうるさい。せっかくルカぴょんといい雰囲気?だったのにー。

「あぁ、そうそう。孜くんはどうするか決めた?」

杏樹がこっちおいでー、と言うからしぶしぶルカぴょんと離れて。

「うーん…微妙」

「じゃあ体質系においでよー、ルカくんと、なんたってボクもいるしねー♡」

なんかムカついたからとりあえず杏樹はけっておくことにして。

「うーん…技術・体質・特力…どれにいこうか…」

ちなみに言うと、『誘眠体質』は体質系だけど『マリオネット』は技術系・特力…そして危力系にも当てはまったりする。ま、『時間操作』は言うまでもなく特力だけどね☆

「えーっ、ならウチと一緒に特力行こうよ!仲間いーひんし、な?」

「蜜柑ちゃん…」

誰も知り合いいないからって制服を力任せに引っ張るのはやめてくれ。皴がよる。

「…ということらしいから、オレ特力行くかなー」

というと、可愛いぐらいにはしゃいだ。よし、とりあえず離れてくれた←

「残念だけど、本人の意思を尊重するところだからね。そのように手続きをしておくよ」

「ま、技術系・体質系も同じ仲間のようなもんだから困ったときは手助けするよ」

「うん、ありがと♡」

というわけで初めての能力別授業を受けに特力系クラスに向かう2人でした。




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