願いを流れ星に込めて
□星二十九夜
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「え、今日もかなめ先輩休みなん?」
「んー。昨日はクラスの奴ら、一昨日は技術系の奴らにつかまって夜まで騒いでたからなー。また夜中熱でちゃって」
「あいつ付き合いいいからな」
「えーー」
「あー…翼先輩、要先輩のこと頼みますね。どうせ行くんでしょ?」
「まぁな」
安心しろよ、チビーズ、というように、千悠と蜜柑の頭をぽんと叩いた翼だった。
命を縮めるアリスかぁー…
(あんな事きいてしまったせいかすごく心配や…)
ぱちっ、と棗と目が合う。
プイッ
「!っ」
(何や…ここ最近無視続き?なんかしたか?ウチ…)
(棗?)
私がいない間…テスト期間中になんかあったのかな?
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