願いを流れ星に込めて

□星二十三夜
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パフォーマンス祭当日、ルカぴょんは苛立っていた。

「……来るなよ」

なんて言ってるけど?
さて、アリス祭も後半にさしかかり今日は3日目、各クラスの文化・芸術活動の発表の場、パフォーマンス祭です。夕方からはアリス祭の優秀クラスと個人優秀賞が発表される閉会式があり、そして明日4日目は影のメインイベント、キャンプファイヤーを囲んでのダンスパーティーでアリス祭をしめくくる後夜祭です!!今日のパフォーマンス祭は技術系の音楽祭、潜在系のサーカスショー、各クラスのパレードetc…。でもメインは何といっても体質系の演劇(ミュージカル)です!

(といっても、ナルが監督だろ?……絶対、なにかやってるに違いない。あー、こわ)

だけど、流架の勇姿だけは見届けねば!ということで、千悠もみんなに加わった。高等部第2講堂にやってきた初等部B組のメンバー達はルカの陣中見舞いの意味をこめて、舞台裏にやってきていた。
そして、そこでみたものとは…

「「「「「白雪姫やーーーっっ!!」」」」」

「!!っっ、くるなっていっただろーー!」

流架の女装だったりするのだが。
あー、可愛い可愛い。

「すっごーい!!ウチ、舞台裏って初めてみるよー!セットや変な衣装の人いっぱーい!!」

「まったくー!開演10分前には席に戻るんだよー?フフフ」

「ナル、気持ち悪い」

「……」

ゲシッ、と蹴っておいた。
ま、ナルのことはおいといて。
別に気にしてもいないけど(ひどーい♡)




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