願いを流れ星に込めて

□星二十一夜
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「あっ!委員長のお化け屋敷行くの忘れてた!!」

午後から委員長休みに入るってゆうてたし今行かなもう活躍してるとこ見れへんし…。
じ〜〜〜と、いう柴犬のような目を流架に向けた蜜柑。
さらには、

「千悠ちゃん〜〜、ね、委員長待ってたもんな、行くよな?」

と、僅かばかり瞳を潤ませてキャンディを舐めていた千悠に抱きついた。
その目は…

(苦手なのよ…)

というわけで。

「潜在系への移動、4名様ねー。ハイハイ、潜在系はタダですよ〜」
野菜の帽子を被った糸目のお兄さんに、箒に掴まされて…テレポートしてもらって、

「到着〜〜!!」

潜在系にやってきた4人です!!

「わーーーっっ、潜在系すごいアトラクションがいっぱいやーーっっ、前評判通り」

流石に人数的に一番多いクラス。それに、まとまった能力をしているので大規模なものが多い。

テレキネネシス垂直落下体験、風のりサーフィン、占いのアリスの人たちによる占いタウン、アリス健康相談所…水使いによる水芸ショー、火山大爆発アドベンチャー迷路などなど…

「何だか遊園地みたいね。迷うわ…」

「あっ、あれは!ピーターパンフライング!!キツネ目君が担当してるアトラクションだー!!た…たのしそう…ピーターパン!ウチもネバーランドにつれてって…」

「私も〜〜!」

だっと駆け出しそうになった蜜柑を引っつかんだのは、その手にあのコケコッコビスケットを持った棗様。顔がひどい!




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