願いを流れ星に込めて
□星十七夜
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「…成程、通信機だったんだ、コレ」
(レオ)
「そんなヘロヘロの体で紫堂の結界揺らすなんてやっぱタダ者じゃないね。お前。ま、『跳ね返し』でダメージ受けてもう、ろくに力も体力も残ってないだろうけど」
(バレた…!!!)
「…お久しぶりです、ナル先輩。先輩の可愛い生徒勝手にお預かりしちゃってスミマセン。ま、預かったっていってもお返しする日なんて来ませんけどね、永遠に」
「怜生…お前何でZに…」
「でも僕の方こそ驚きですよ。あなた程の人が何であえて学園の犬なんかに収まってんですかー?どちらかといえばあなたは、こっち側の人だと思ってたのにな」
怜生がイヤマフを壊した。
「さ・て・と、「縛り直しますか?」いい。紫堂ここだけ結界ゆるめろ「レオさんそれは…」いいから」
レオが…声フェロモンのアリスを使って蜜柑とパーマのアリスを聞き出そうとする。それに…棗がネジを投げた。
「へえ…まだ反抗する力が残ってたんだ。今のはこの2人をかばったつおもりか?ではお望みどおりターゲット変更。なるべくならお前は僕の声で無害にしてから彼に引き渡してやりたいと思ってたところだしね」
「なつめ…!」
「どうせお前らはもうこっから逃げる事は出来ないよ。あの2人は海外行き。お前と姫はめでたく「組織入り」抵抗したっていいことないよ。無事ここから逃れたところで煙たい目に囲まれて学園でお前はまた汚れ仕事専門だろ?だったらZにくるのと何が違う?Zはお前みたいに学園を恨んでる奴ばかりだ。お前にとってもその方が…」
パシッ…!
蜜柑が棗の上からレオを押した。レオが驚いた。
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