願いを流れ星に込めて

□星十四夜
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「なあなあ「レオ」って何なん?」

「お前知らずにさっきあんだけ騒いでたんかーっっ!?」

一部のド田舎者は知らなかったようだが、もはやクラス中は騒ぎ出していて、蛍の衛星が正門を映し出していた。

「みろよ、中等部の奴ら正門にも張り込んでるぜ。あいつら大分前から情報つかんで作戦練ってたんだな…」

でも大分先生方に捕まってるよ?

「いいなー、ウチも生レオ様みたいよーー!」

「さっきまで知らんかったくせによー」

蛍が歌う皆を指揮し始めた時、スミレが怒った。

「ちょっと!うるさいわよ、あんたたち」

そこには元気のない流架。スミレはいいとして、ウサギンが心配そうに見つめている。
その理由は…

「棗が入院っ!?」

「「過労による体調不良」っていってたけど…」

「棗さんここんとこずっと眠れなかったみたいでイライラしてたし、ドッジボールの後あたりから何だか様子変だったからなー…」

(あ…過労って何で…)

「ねえ流架君、こんな人達にかまってないでそろそろ行きましょ」

「行くってどこに?」

「病院よ」

「え?」

「フフン…実はあたしと流架君の2人、棗君の友人代表として特別に病院へお見舞いに行く事許可されてるの」

なにぃーーーっっ!
レオのことで頭がいっぱいの彼らには、「病院→生レオ?」の方程式がすでに成り立っていた。




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