願いを流れ星に込めて

□星十三夜
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「星なしのお前がセントラルタウンに…?却下」

ジンジンに捕まった挙句セントラルタウン行きを却下されたのだった。ちなみにそのわけは、

「星なしの上にお前のような問題児、セントラルタウンに行けば、きっと騒ぎを起こすに違いない」

だそうだ。日ごろの行い悪いもんナ、蜜柑。

「まあまあ神野先生。こんなに行きたがってるのに可哀想ですよー。彼女はまだ一度もセントラルタウンに行ったことないし、どうでしょう、行かせてあげてみては。学級委員2人も一緒ですし♡」

と、そこへ助け舟を出したのは相変わらず変な服(今日はまだマシだけど、というかいつもどこで女物の服買ってるの?)のナルで。

「フン……よかろう、ただし条件付きだ。お前の「パートナー」の同行をもってのみセントラルタウン行きを許可する」

(えっ)

よかったね♡と、鳴海先生が蜜柑の頭を撫でたけど、みなさん、お気づきでしょうか?蜜柑のパートナーは…

「……何のマネだ、こいつ」

皆様ご存知のサル山の大将、日向棗君。こうして今も、委員長と蜜柑は…
「セントラルタウンへ一緒に行って下さい、よろしくお願いします」「お慈悲」
の旗を掲げて土下座しているのに、一蹴。まあ…よく意味もわからないし、土下座するだけだから言いたいことを言ってないしね。そうこうしていると相変わらず取り巻きが野次を飛ばしてきたりした。




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