願いを流れ星に込めて

□星十三夜
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アリス学園の生徒には毎月星階級別におこづかいが支給されます。

スペシャル→3万円
トリプル→1万円
ダブル→5千円
シングル→3千円
ナッシング→5百円

「……500円で十分やもん…上を見るから辛くなるんやもん…」

悲喜交々はおいといて、

「よーし!今日は土曜だし、午後はセントラルタウンにくりだそーぜー!!」

この時期クラス中が買い物モード一色です☆

「えーーっ『セントラルタウン』て何――!?」

「あ、回復した」

かにみそを食べている蛍様に聞くと…。

「セントラルタウンてのは学園敷地内にある商店街みたいなもんよ」

「そっけない説明だな」

キツネ目君がつっこんだ!代わりに委員長が教えてくれる。

「あのね、すべてがアリス職人による店ばかりでね。食べ物屋も雑貨も何もかも全部職人製で…」

「けっこー大きな町なんだぜっ」

「『百聞は一見にしかず』あんたも1度言ってみれば?あたしも文化祭の買出しとかあったし」

(これって…蛍にデートに誘われた……!?)

「「誘ってない誘ってない」」

蛍と心読みが同時に突っ込む。
ということで、友達と遠出して町へショッピングという経験が全くゼロの蜜柑さんははしゃぎまわって廊下を走って…




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