願いを流れ星に込めて
□星九夜
2ページ/3ページ
(あ…そういえば棗…あいつってば何系なんやろ。潜在なんとかかな?)
「彼は「危険能力系」だよ」
心読み君が教えてくれた。ど、ども…という蜜柑に、いえいえ、という心読み君。…うーん、あなどれない。
『それとあともう1つ。特別措置として5つ目のクラスに「危険能力系」があって種類を問わず学園側にその能力の性格やパワーにおいて「危険」と判断された子が集められるクラスなんだ。他のクラスと違って秘密主義というかあまり内情を明かそうとしない”謎”なクラスで、クラスの性格は担当教諭によるものが多少はあったりするものだけどこのクラスはその傾向が特に顕著でね』
(…棗ってなぞの多い奴。謎キングや…)
と、そこに…
「わぁ!な…っ」
考えているそばから棗とばったり。
「そこにいるのか」
つめー…は棗は蜜柑の口を塞いだので言うことはなく…。
「棗…いるなら大人しく返事するんだ。棗。棗」
(誰…?)
「ペルソナ……」
_