願いを流れ星に込めて

□星八夜
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(ルカぴょんてわけ分からんやつ――ジンジンの事はともかく鳴海先生の事あんな風に言うなんて…)

「…授業中という事をすっかり失念しているようだな新入生」

シャーペンを鼻の下に載せて考え込んでいた蜜柑にジンジンのブラックオーラが舞い降りた!!

(あ…)

「「星なし」の処分程度では反抗的態度は治らない…というわけか」

「あ…その」

ジンジンの持っていた棒が僅かに光った。青ざめる蜜柑に、バチッと大きな音がして蜜柑は席から倒れた。

「!」

「蜜柑ちゃんっ」

「蜜柑っ!?」

「―――お前には言ってなかったが私のアリスは「雷」でね。お前のようなバカ者に罰を与える為によくこの力を使う事にしている。私は秩序を乱すお前のような人間が大嫌いだ。…昔、お前と同じアリスを持った人間がいたがお前のように図に乗った秩序を乱す愚か者で、挙句の果てろくな死に方をしなかった。お前もそうならんといいがな」

委員長がまだ磁気をもっている蜜柑の体を支えている。ほかのクラスメイトも立ち上がってざわついていた。

「ちょっ…棗、よけてーっ!」

席順が… 蜜|棗|千悠|ル なので棗が出てくれないと出れない千悠。ばこっ、と軽く棗の頭を叩いて千悠は障害物(=棗)を飛び越えた。




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