願いを流れ星に込めて

□星六夜
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「正式入学おめでとう♡さて早速学園長にお目通りといきたいとこなんだけど。ま、いろいろ忙しい人でね♡」

「「「要するに会えない、と」」」

「学校の方は明日から正式に通ってもらえるから。早速今日から寮で暮らしてもらうからね♡正式に部屋決まるまでは蛍ちゃんの部屋に居候してね」

蜜柑は喜んでるけど、蛍は嫌そうで。わーいわーい、とくるくる回る蜜柑。

「あ、それと蜜柑ちゃん。正式入学が決まった以上しばらくの間今から一切ご家族は勿論外部の人間との接触は禁止されてるから」

「……え、接触禁止って会えへんてこと?何で!?」

ナルの言葉にぎゃーぎゃー喚いた蜜柑だけれど。これは、誰にも当てはまる規則。蛍だって委員長だって里帰り特典を待っている。

(みんな我慢してることなんや…)

「…ワカリマシタ。あの…「しばらく」ってつまでデショウ?」

「うーん、それは分からないんだよね。個人差もあるしー」

NO〜〜!!大人になれ…と引き下がった蜜柑だった、けれど、ナルによって最後に「ん」が付け足された。

「手紙を書いたらどうかな蜜柑ちゃん。手紙なら先生に渡せば届けてくれるし。電話はダメだけど。手紙でも一生懸命説明すればきっとおじいさんも分かってくれるよ。この学園で頑張ってりっぱな生徒になったらいつかきっと学園もそれを認めておじいさんに会わせてくれるようになるよ」

「……うん…」

委員長の発言は蜜柑に元気を与えたようでした。

「…ウチ頑張るよ!先生っウチいっぱい手紙書くしいっぱいじーちゃんに届けてくださいねっ」

「……うんっ勿論♡」

(((……)))




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