願いを流れ星に込めて

□星十夜
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「おーーし、これでチーム分け決まりだな。試合始めるぞーー」

と、そのとき、流架が腕に抱いていたうさぎ(ウサギン)がぴょんっ、と跳ねて蜜柑のコートに入った。
その際に、肩がぶつかった千悠は思わず5歩ほど後ろに下がってラインを踏んだ。

「えーー♡♡ルカぴょん!!…千悠ちゃんも!うちに入ってくれるの?!」

「あ…」「え…?」

ガシッ、ガシッと両腕を掴まれた。棗の不機嫌な顔が真正面にあった。

「と、いうわけで蜜柑チーム総勢8人で――す!」

(ごめん…棗)

千悠は目線で謝った。

「おい…棗さん殺気が…」

「チームとしてはやる気になってくれて心強いけど…」

「でも相手チームにルカ君と千悠さんだろ?もし間違ってでもどっちかにボール当てたりしたらどーなるんだ?」

「どうって…棗さんのあのカンジからしてタダじゃすまねーだろ…」

この勝負分からなくなってきたぞ…
ごくり…。生唾を飲んだ。



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