好きじゃないしっ
□Episode3
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最近、ハルが冷たい気がするのは気のせいだろうか…?
なんか話しかけてもちょっと素っ気ないし…目合わせてくれないし…
たまにじーっと見られてるような気がするし…
あれは睨まれてるのかなぁ…?
やっぱり嫌われたのか?
でも、普通に遊んだりはするんだよな〜
今日だって俺ん家に泊まりにくる予定だし!
「ナツ〜? 何ぼーっとしてんだ? 帰るぞ〜」
あれ?普通だなぁ…やっぱり俺の勘違いか?
そう思って、机に座ったまま目の前に立っているハルを見上げてみる。
──!
目が合った…
そう思って嬉しくなったのは一瞬ですぐに目をそらされた。
「…ッ……おい、聞いてなかったのか〜?早く帰るぞ〜」
やっぱり勘違いじゃないかも…
そう思ったら悲しくて俺は俯きながら返事をして帰る支度を始めた。
顔を見たら泣きそうだったから。
男なのに女々しいよなぁ…
★ ★ ★
そのあとは普段と変わらない会話をしながら、俺ん家に向かった。
怖くて目は見れなかったけど…
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