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夜に近づくに連れて寒くなり、冬が近いんだなぁと淹れたばかりのホットココアを飲みながら思った。
何をするわけでもなく、ソファに身体を埋めていると、後ろから温かい腕に抱きしめられた
カールの腕は居心地がいいから、すごく好きだ


「TrickorTreat」

「ココアならあるよ」

その言葉にカールは笑いながら、耳にひとつキスを落とす。こそばゆい。
お菓子が欲しいんじゃなかったのか…。

「ココアも良いけど、他の甘いものがいい」

「うん?でも何もないよ。」

「……僕の腕の中にあるものがいいな」

「多分、甘くないけど…カールが欲しいのならあげる。全部」






二人でならもっと甘くなれるよ。









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