弐
□【約束】
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松陰先生の訃報を聞いた時、皆で泣いて、皆で叫んで、皆で約束した。
――――絶対、生きてこの世を変えてやる。
――「…絶対、忘れるな。」
久坂さんの涙目の中の決意。
――「…生きて果たそう。先生の残した志を。」
高杉さんの噛みしめた声。
――「…皆、手を握るんだ。皆で、変えよう。」
入江さんの濡れた頬。
――「…私たちは、先生の弟子ですから。」
稔麿さんの声とともになびいた髪。
全て、忘れちゃいない。
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