SHORT

□故に、深い処へ
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(露視点 露→→→←?日)


最っ低。

最低最低最低最低最低!!



「私は、自己中な貴方が大嫌いです。」

「私は、貴方と一つになるくらいなら死ぬ方がマシです。」

「調子に乗って南下とかしてこないで下さい。」

「もう一度言います、私は、貴方が大嫌いです。」

「ですからもう、家に来ないで下さい。」

「私は貴方と違う人が好きなんです。」

「私が貴方を好きとか、勝手な勘違いなさらないでください。」


意味が分かんない。

僕は君の事が好きだなんて一度も言ってないじゃない。


それに、何でそんなに必死になって僕に君の家に来ないように釘をさすのかも、分かんない。

大体僕はそこまで君の家に来たことないじゃない。年に数回くらいしか行かないのに、何でそんな事言うの?意味が分からない…!





だから、強がって君に精一杯に言い返してみる。
君が言った以上に。



「僕は君の事大嫌いだし大好き。」

「確かに僕は時と場所によって人格は変わるけど。」

「というか一つになりたいなんて言ってないし望んでないよ?」

「僕が南下しようが君の責任でもないしそれを止める権利も無いよ。」

「僕は何も言ってないし、何もしてない。」

「一体誰の差し金なのか知らないけど、まるで悲劇のヒロインみたいな言い方で僕に八つ当たりしないでくれる?」

「僕は君の家に何度も来るよ。」

「勘違いもしてないと思うよ。」

「言うたびに苦しそうな顔してるくせにさ。」



言い返すしか出来ないけど。
別にそれでもいいと思う。


僕は君が大嫌いだし大好き。それだけなんだもんね。


 
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