LONG
□閑話
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「別に菊が居なかったら助かる、とかいう訳でもないけどさ…居たら居たで話を進めにくいだろ?」
「あー……まあ確かにな」
よし、上手く話の中に包ませた。
後は言うだけだ。
「で、お前はどうなんだよ」
「は?何がだよ」
「だから、アルフレッドとドコまでいったかって話だよ!」
「はぁ!?なっ、なな…いきなり聞くなよばかぁ!/////」
「その反応は……結構いけるトコまでいっちゃったんだ?」
「うぐっ…」
図星なのか、ますます顔を赤らめていく。
相変わらずこいつを弄るの楽しいねぇ…
「まーそれは良いとして、だ。俺もお前に聞きたい事があるんだよね」
「あ?何だよ」
「お前は今まで本気で好きになった人が居るか?あいつを除いて」
「俺は…まあ、なんだ?居るけど…一方通行のまま終わった、みたいな感じのならあるぞ」
「そう」
居たんだ。
なんかネタに出来そうな話し聞いちまったな
「…で、一体何が「それだけだけど?」
「はあ!?」
「いやー、お兄さん一人だけあんな片想いっていうのもね…と思ってさ。」
「意味分かんねえよ…」
気にすんなってと俺は半ば無理やり部屋からアーサーを出す。
「菊、入って良いよ?」
「え、ああはい。」