小説
□サスケ争奪戦
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ジェイが来たアジトを去った後、鷹メンバーが森を移動していると、先頭を走っていたサスケが急に倒れた。
「サスケ!?」
香燐が慌ててサスケに駆け寄る。
子どもの姿のままの重吾も駆け寄り、香燐に抱き起こされたサスケの顔を心配そうに覗き込む。
サスケは、穏やかな表情をしているが、呼吸が浅くて少し早い。
「疲労か……」
香燐がつぶやく。
「だろうね。無理ばっかりしてたから」
呆れたように言いながら、水月もサスケの側へ来る。
「少し休ませた方がいい」
重吾が言う。
「ったく、情けねえな。仕方ねえから今日はこの辺で野宿だ」
香燐が言って、鷹メンバーは、野宿することにした。