★Lamento

□悪魔
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気づくとそこは闇が広がっていた。
だれもいないライもアサトも・・・
「!!くっ・・・!!」
突然コノエの胸に痛みが生まれる。
「くるっ・・しいっ!!」
コノエはその場に蹲る。すると
「あーあー尻尾も耳も縮こまらせてざまあねえなあ」
「・・ふふ・・そんなに怖がらなくてもいいのに・・」
「悪趣味だな・・はやく済ませよう」
「焦らなくても、すぐ終わる」

危険だ・・逃げなくては・・そんな言葉が頭によぎる。だがこの胸の苦しみのせいでコノエはうごく事ができなかった。
「なんでっ・・・こんなっ・・・」
コノエは牙をむきながら腹の中の熱と胸の苦しみに耐える
「そーきたかあ・・さすが猫だ、気位がたけえや」
黄色い悪魔ヴェルグは楽しそうに言う。
「早く済ませろ・・・」
いきなりカルツが現れた。
「あーーーー・・・へいへい、分かりましたよ・・」
ヴェルグはコノエの服を掴み上げる。
「お前は・・どっちを選ぶ?」
ヴェルグは鋭い光えお宿した目でコノエを見つめ、選択肢をだし選ばせる。
「・・・・受け取ったぜ・・じゃあな」
ヴェルグは消える。
コノエは一ゆん頭が真っ白になる
「悲しい運命をせおわされているな・・」
また来るのか・・コノエは声のするほうを見るとそこのは悲哀の悪魔カルツがいた
「フラウドが貴様に興味があるようだ。なにがあったかはしらんがな・・」
カルツはコノエを見ながら言う。
「すぐにおわらそう」
カルツはまた別の質問してきた
「・・・受け取った」
カルツは消えた
(ふら・・うど?)
コノエは消えそうな意識の中カルツが言った名前を思い出す。
「貴様は・・この運命をどう思う?」
そこには憤怒の悪魔ラゼルが立っていた。
「っ…くっ…はむかっ…てやる…うあっ」
コノエはラゼルをにらむ
「そうか……感情の器だけの事はあるな」
ラゼルは小さく笑い何も言わずに消えた。
(なんだ…たんだ)
コノエは荒い息をはきながら目を瞑る。
「本来ならこの姿は僕にとって最高なんだけど…喜ばしくないな…」
背中を誰かが優しく撫でた。
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