短い夢
□心理的恋愛症状
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私の彼氏はちょっと…どころではなく、とても束縛が激しいのです。
そして今日も――
「ねぇ、釵廩」
少し低い声色に、ああ不機嫌なんだな、と理解する。しかし、何かした覚えがない。もしかして仕事しくじったとか?…いやいやまさか。だって何度も確認したもん。
「昨日、京子ちゃんとハルと釵廩でお喋りしてたでしょ」
「うん、それが何か?」
確かにそうだ。昨日は京子に誘われて3人でお出かけしたんだよね。…え、まさか女の子相手に嫉妬したとか?うわ、きっつ。あり得そうて嫌だ。
「…獄寺くんと骸の話ししてたよね。何、浮気?」
や、違うけど。何で話しの内容まで知ってるんだ。喉まで出かかったが、今は口にするべきではないと思い飲み込む。
「ち、違っ――!?」
両手首を掴まれ押し倒される。手首が痛かったが、ツナが勘違いしてるからそちらを優先する。
「オレから逃れられると思ってんの?…釵廩はオレのモノだってこと、分からせてあげるよ」
つっとツナの唇が首筋を伝う。生暖かい吐息が首にかかる。不意にちぅ、と吸われ身体が跳ねてしまう。
「ひあっ!」
同時にキスマークを付けられたのが分かった。その反応にツナはくつくつと笑う。そして耳元で囁く。
「お仕置き、しなきゃね?」
「…ぁ、耳元、だめ、」
耳が駄目だというのを分かっててやってるところが質が悪い。しかし、誤解を解かねばと思う。
「ツナ、っふ、んんっ」
「…ん、ふっ、」
言おうと口を開いたが、ツナに唇を塞がれて呼吸を乱してしまう。その間に片手で私の両手を束ねられた。するりと服の中に手が入り込み、胸を揉まれる。強弱がつけられ、感じてしまう。
「やぁ、あっ、」
「気持ち良い?…結構喘いでいるみたいだけど、」
「ちが、…っん!」
違う、と言おうとすれば急に頂を指で弾かれ、また身体がびくりと反応してしまう。…このままじゃ、ヤバい。っていうか流されてしまう!
意を決して私は行動に出た。
がんっ!
必殺頭突きだ!…私もちょっと頭痛い…。
「〜っつ!釵廩…?」
「もぉ、バカ!違うって言ってるでしょ!…私が好きなのはツナだけだよ。ツナも知ってるでしょ…?それとも、私はそんなに信用がないの?」
よく、私はツナに浮気なの?とか、そいつのこと好きなの?って言われる。確かに嫉妬してくれるのは嬉しい。でも、その度に私はそんなに信用されてないのかな、って不安になる。
「ツナは不安なの?私がツナのこと愛してないって。私は愛してるとか好きだよって、2人きりの時には極力言うようにしてる。たまにはって自分からキスとかするようにもしてる。けどそれでも不安だって言うなら、思うのなら、私はどうすれば良いのかな、」
私のこと分かって、くれるかな。
「…ごめん。ただ、怖いんだ。釵廩がオレから離れるのが、誰かに取られるのが。…それならいっそのこと監禁でもしようかな、何て思ったこともあった。…オレ、最近自分でも思うんだ。おかしいって。抑えなきゃって。そんなことして釵廩を本当の意味で手放すことだけは絶対嫌だ。オレは釵廩の心も、身体も側にいて欲しいんだ」
正直吃驚なことが沢山だ。監禁とかはさすがにちょっと遠慮願いたいけど、ずっとツナの側にいることなら御安いご用だ。愛され過ぎてるなぁ、私。
「…大丈夫、ずっとツナの側にいるから。愛してるよ、ツナ」
「!…ありがとう。オレも釵廩のこと監禁してたいほど愛してる。」
「…微妙だよ、それ。」
心理的恋愛症状
((駄目だ、この人重病過ぎる…!))((釵廩…、続きしようか))((え、))((覚悟してね?))((や、ちょ、ひぁっ))
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すみません。本当にすみません。しかし後悔はしていな(ry
っていうか輦月の希望が詰まってますねww←
本当はこんな筈じゃなかったんですがね…
いつの間にかSな綱吉君がいました。…え、何か?←ヲイ
とりあえず自己満足したのでおk\(^o^)/
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