『私と世界と女神さま』

□『流れと共に…』
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『ううぅーん…』


眩しい朝の日差しが、ベッドの横の木窓から薄く漏れている。
ベッドの中で伸びをして、一気に起きあがる。

カチャン――

窓を開け放つと風に乗って花の香りがした。

此処に来て、もう三年目になるのかぁ…。

「シャルルおねぇちゃーん!!」
回想に浸っていると、窓の下から呼ばれて現実に引き戻された。
声の主は、私と共にこの風車小屋を管理するアリサだった。

「おはよー、アリサー!!」

下に向かって声を掛けた。
アリサが呆れた様な顔をしたのが見えた気がした。



此処はダンガン村長の許可を貰って風車小屋を増築した私の部屋だ。
風通しも良く、陽当たりも良いこの部屋は、私のお気に入りだ。



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