ガンダム戦隊SEEDレンジャー!
□コンビニへ行こう
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「──で、何で俺たちがこんな事になってるワケ…?」
様々な商品が並んだゴンドラを横目に、赤・白・青のトリコロールカラーの制服に身を包んだディアッカが低く呟いた。
「それは、リーダーの判断で…」
「スパイ活動の一環って?」
「うん…」
「で、肝心の提案者は?」
「…面接の結果、適さないと言う事で…イザークも同じ」
会話の相手──ディアッカと同じくトリコロールカラーの制服を着て微苦笑を浮かべているのはキラだ。
「あいつら…」
大きくため息をつくディアッカに、キラは宥めるように笑いかける。
「それよりディアッカ、制服ちゃんと着なきゃ。中の服見えないようにファスナーは上げて。それに名札も付けてないし…」
「いいよ、そんなの。面倒くさい」
「ダメだよ。名札がなきゃレジできないし。ほら、名札のこのバーコードが要るから」
「全く…」
「名札は?」
「そこの引き出しの中──って、いいよ。自分で付ける」
ディアッカはキラの手からネームプレートを取り上げて、裏のピンを起こす。
「違うよ、ディアッカ。ピンは使わずに、クリップの方を胸ポケットの横に──」
「ああ?」
「もう…ちょっと貸して」
「……」
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