SEED&Destiny 1

□ガブリと咬むからガブリエル。
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悪友たちとは違い、キラは妙な悪戯はしないだろう。

そう思ったから素直に従ったのに──

「──痛ッ!?」

思いがけない刺激に、シンは目を開けると同時に手を引っ込めた。

「何したんですか!?」

生暖かく濡れた感覚と、指に残る幾つかの痕に、シンはまさか──とキラを見やる。

「咬んだ…?」

そんな可愛く小首を傾げて擬音付きで言われても、今は驚きの方が強すぎた。

「咬んだぁー!?」

「咬み心地良さそうだと思って、つい」

「つい!? 咬み心地!? 全く意味がわからないんですけどッ!」


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