SEED&Destiny 1

□2.14 このそらに誓う
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「お茶が入りました」

ノックも断りも入れずにシンが部屋に入っていくのはいつもの事だ。

直属の隊長であるキラの部屋──プライベートルームでもない執務室へ入るのに、彼の補佐官であるシンには入室を遠慮する理由はないからだ。

「今日は趣向を変えてチャイに──」

得意げに言いかけて、シンは口をつぐんだ。

薄い仕切りを挟んだ隣のスペースから、話し声が聞こえてきたからだ。


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