SEED&Destiny 1
□ある日の風景
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午後一番の授業は眠い。
こんな陽射しの柔らかい日ならなおさらだ。
しかもその授業の内容が、苦手な戦史とくれば──居眠りの条件は揃いきっている。
シンは大きな欠伸をして、ふと窓の外に目を向けた。
窓から見えるグラウンドには、別のクラスが体育の授業で出ていた。
厚手のマットの前、2本のポールに支えられたバーを、ひたすら順番に飛び越えていく。
高跳びか──
何気なく眺めていると、中に1人だけ明らかにレベルの違う生徒がいた。
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