SEED＆Destiny １
□フレンチトーストの作り方
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──ピピピピピ…
頭のすぐ側で鳴り響いた電子音に、シンは飛び起きると、乱暴な仕草で音の発生源を押さえつけた。
そのまま大きな欠伸をしながら、伸びをする。
「……ん」
シンの動きで布団が引っ張られたためだろう。
隣で眠っていた人が小さな声を漏らして身じろぎした。
すぐ近くからの声に、シンはギョッとして視線を向けた。
シンの寝相は悪くない。
そもそもＭＳパイロットなんてやっていれば、必要にかられて自然に寝相なんて矯正されてしまう。
そんなシン一人には無駄に広いダブルサイズのベッドに、今は一人ではなかった。
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