SEED&Destiny 1

□吸血鬼伝説
2ページ/24ページ



アカデミーの仲間であるシンたちは、連休を自然の中で過ごそうと、キャンプへ行く事を計画した。

森の奥にある湖の畔にあるロッジを借りて、そこでゆっくりするつもりだった。

街で6人乗りの車をレンタルして買い出しを済ませ、森へ入ったまではよかったが、天気が急変し激しい嵐にあってしまった。
悪いことは重なるもので、車が急に止まってしまい、立ち往生してしまった時──稲光に照らされたこの洋館を見つけたのだ。

洋館は廃墟ではなく、手入れされているようだったが、全くの無人だった。

もう日も暮れるし、此処で一泊させてもらおうよ。
そう言ったのは、確かキラだったはずだ。

各部屋にベッドが2つずつだった事から、シンとキラ、ヨウランとヴィーノ、ルナマリアとメイリンの3部屋にそれぞれ引っ込んだ。

無人ではあるが、確かに誰かの所有する館で勝手に──とは、誰も思わなかったのが不思議だ。


.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ