Sweet dream
□時間との戦い
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───10月8日…
本日、並盛中学校では盛大な
学校祭が行われていた。
出店・パーラー等、学校祭で行える事が
自由であったため市内の中学校の中でも
人気がある学校祭であった。
そんな賑やかな日に男が一人…
仲間とはぐれて道をさまよっていたのです。
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「十代目ぇええ〜!!!!!どこですか??!
十代目ぇええええ〜〜〜っ!!!」
くそ…人が多すぎて見つけらんねぇ…!!!
イライラするぜ…全く…
ふらふら歩いていれば見つけられる
だろうという単純な考えでしばらく
出店をまわってみたが…
知ってる奴 誰1人見つけられなかった。
アホ牛あたりだったらすぐに
分かる気もするんだが…。
どこを見ても人、人、人…。
見つかるもんも見つからねぇ訳だ。
十代目の居ない学校祭なんて
学校祭なんかじゃねぇえっ!!!
この際、俺は不参加でいーよな??
だが、学校祭に出席した証拠を残すために
どうしても閉祭式には参加しなければならなかった。
それを理由に俺は人目のつかない
所で閉祭式の時間まで仮眠をとる事にした。
確か…使っていない教室が
学校の3階にあったはずだ。
俺は何の迷いもなく、階段を上り
真っすぐ目的地へと向かった。
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