Novel

□にょた、
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「あっ、」


押し倒した俺の両足の間に自身の体を挟み、来ている軍服のボタンを外した。タンクトップの上から覚醒君の掌が俺の乳房を鷲掴み、乱暴に揉みしだく。形を確かめるように両手で、余すところなくといった風に。
ソファの上で押し倒されているのでなんとも体制が辛く、無意識に体をよじると結果的に掌に胸を押し付ける形になってしまい、おまけに服で突起が擦れピリっと電流が走る。

それに気付いた覚醒君がニヤリと質の悪い笑みを浮かべて乳首への淡い愛撫を始めた。
服の上から指先で掠めてくる、もどかしい。
股の間がジンとして軽く死にたくなった。(そういえば女性は男性の三倍感じやすいらしい)

わざと肌を撫でるようにタンクトップの裾をあげられて胸がむき出しになる。
視界に入る自分の乳首はビンと存在を主張している。覚醒君が谷間に顔を埋め、両方の乳首を弄ぶ。
最初はやんわりと、しかし段々力を込めてきてこねくりまわし、痛みを伴って身体に確かな快楽が流れる。

「んっ、ぁ!」
「ずいぶん気持ち良さそうじゃねえかよ?」
「はっ・・・うるさっ、っぁあ!」

覚醒君の舌が谷間をいやらしく這う。
重力に負けない俺の豊満な乳は受け入れるように覚醒君の頭を包み込んだ。
じゅる、と音をたてて下品に舌で舐めまわす。時たま 唇で食み、キスマークを残している。
その間俺のお口は放置されっぱなしだ、ここにきてキスもしていない。
覚醒君が意外に乳が大好きなのは結構だが、俺としてはつまらない。自分の乳に嫉妬するなんて阿呆みたいな話であるが、事実上俺のであって俺のではないのだから別にいいだろう。

「・・・っ!」

覚醒君の髪の毛を掴みグイッと引き上げ歯が当たる勢いでキスをする。
反応が遅れた彼だがすぐに舌を絡めてきて濃厚なものになっていく。
歯をなぞり、上顎をなぞり、舌でキスをする。口の端には唾液がてらてらと光っている。
奥まで舌が侵入してきたかと思ったら覚醒君のいたずらな手がまた胸にのびて、片方はズボンを脱がされそうになった。

「ちょ、ちょっと待て!」

ドンと胸板を押すと簡単に体制がよろけてソファから落ちた。まさか抵抗される気なんてなかったんだろう、あっけにとられた顔をしたあとすぐ不機嫌丸出しで睨む。

「なにすんだよ」
「こっちの台詞だ!・・・今までの行為は甘んじて受け入れてきたが、まさか最後までするつもりじゃあないだろうな?」
「俺まだイッてねえし」

最低だこいつ最低だよ!
言っておくけど俺女の子の身体じゃあ処女だからね!?!?なんか違和感生じる言葉だけど!!
しかも!

「いつもみたいにめんどくさがって生で出来るような身体じゃないんだよ!」
「孕んだなら孕んだでいいじゃねえか、俺はお前の身体の隅々までみてやるって言ったんだぜ。さっさと股開けよ」

脚を持ってソファから引きずり落とされて頭を打った。痛みに悶えているうちにハーフパンツとトランクスをを簡単に抜き取られ、胸までたくしあがったタンクトップと、意味もなしに奴の軍服を羽織っている状態でなんとも滑稽な姿にされる。
そしてあろうことかこいつは女で処女である俺と床でセックスしようとしているのだ。
ていうか本当に孕んだらどうすんだ!むしろこの身体は治るのか!!

そんな俺の心内も知らずに覚醒君は俺の脚を持ち上げ臨戦態勢となったマイウェポンをガチャガチャと取り出すのだった。


(Goodbye,俺のセカンドヴァージン)


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